【40代・50代のトレーニング】強さよりも機能性を重視しよう

「40代、50代だけど今から頑張りたい！」
そんな方は、ぜひ読み進めてください。

気をつけたいことや、やるべきことを簡単にまとめております。

40代、50代から筋トレ始めても大丈夫？

40歳から50歳の方で、今から筋トレを始めることに不安を抱えている方はご安心ください。
実は90歳から筋トレを始めても筋肉が発達します。
15年ほど前の研究ですが、90代の人を集めてトレーニングさせたところ、半年後に筋肉が30%増えていたという報告があります。
40〜50代であれば、なおさら筋肉を増やせるということなのです。

機能性を重視しよう

トレーニングの目的は様々あります。
・筋力アップ
・体の引き締め
・機能向上
・基礎代謝アップ　など

その中でも、“機能性“にフォーカスを当ててトレーニングされることをお勧めします。
もちろん、どういった目的があるかで手段は変わってきますが、機能性からは目を離せません。

理由は、体の強さ以前に、機能性が備わっていることが大事だからです。
体を上手く扱えないのに筋量だけが上がると、さらに扱いにくい体になってしまいます。
必要な可動域はあるのか、思い通りに体は動くのか、違和感はないかなどを確認しながら進めていきましょう。

上手く動かないのであれば、まずそこから改善していくべきだと考えます。
それから徐々に負荷を強めたり、回数を増やしていきましょう。

怪我のリスク

50代以降は体の機能が低下しやすく、不調や違和感、痛みなども出やすくなってきます。
さらに、治癒力も低下傾向があるので、より慎重に行いたいところです。

怪我をしてしまうと、やる気がなくなったり継続できなかったりしますよね。
せっかく頑張ったのに水の泡…というのは避けたいのです。

プラスがゼロに戻るならまだしも、長期間悪影響を及ぼすような事態になることも考えられます。
やり方次第で今後の人生を左右するものだということも、頭の片隅に入れておきましょう。

動画やサイトを見ながらトレーニングをされる方は増えてきているようです。
しかし、1人でやってみたけど膝や腰が痛くなったという声も少なくありません。
「このやり方で大丈夫かな…」と心配な方は、ぜひお話を聞かせてください。

機能が上がれば体は変わる

体の機能が高まれば、体の状態は良くなっていきます。
逆に、今何かしらの不調を抱えている方は、機能が低下していることが考えられます。

ある箇所の機能が低下→近くの部位がそのカバーをする→使いすぎで痛める、太くなる

これはよくあるパターンです。

わかる→できる→変わる
ということを普段お客様にお伝えしています。

まずは動きを理解し、感覚を掴んでいただきます。
それを繰り返していると、トレーナーがいなくてもできる状態になっていきます。
気付いた頃に、体は何かしらの変化を感じます。

・階段が楽になった
・起床後の腰痛がなくなった
・仕事終わりも肩がしんどくない
・ズボンが緩くなった
・1日出かけてても疲れにくくなった

このような変化を感じることができます。
人は良い方向に進んでいることがわかれば、継続しようとします。
その結果、さらに改善することができます。

いきなり筋トレではなく、ウォーキングをしたり、普段より多めに階段を使ったり、簡単なストレッチから始めてみるのも大いにアリだと思います。

短期間で変わらないといけない方以外は、ゆっくり長く継続することが大事ですよ。