【ダイエット／食事】食品添加物のメリットってあるの？

あなたは「食品添加物」と聞いて、いいイメージを持ちますか？
それとも悪いイメージを持ちますか？
ダイエット中は添加物を避けたり、逆に加工したもので手軽に済ませたりという方もいらっしゃいますでしょうか？

今回は食品添加物に関して、今回は前者からの目線でまとめていこうと思います。

食品添加物とは

食品添加物とは、保存料、甘味料、着色料などの食品を製造・加工する過程で加えられるもののことです。
主に、食品の見た目を保ったり、長持ちさせることを目的によく使われます。

何でもかんでも入れていいというものではなく、食品衛生法第10条に基づいて厚生労働大臣の指定を受けた添加物(指定添加物)のみ使用が許されています。

指定添加物

クエン酸やキシリトールなどが挙げられ、平成28年4月1日時点で登録されている品目数は、449品目あります。
指定添加物以外にも、添加物として使えるものがあるので、以下でまとめていきます。

既存添加物(365品目)

日本で使われ深く入り込んでしまっている添加物で、指定添加物には含まれておりません。
すぐに禁止にすることが難しいため、既存添加物としての使用が認められています。

一般飲食添加物(約100品目)

一般的に飲食物に使われるもので、添加物として扱われるものです。
例えば、卵白やナタデココ、寒天などが挙げられます。

天然香料(約600品目)

動植物から採れる天然の添加物です。
バニラ香料や柑橘香料食品など、香りをつける目的でしようされています。

全て合わせると約1500種類ほどあります。
添加物にも様々ありますが、これら全てを悪者扱いしてしまうと、私たちは生きていけなくなります。
だからと言って、添加物を摂取しまくりましょうというわけでもありません。

ここからは、食品添加物を使用するメリットを記載していきます。

食品添加物を使用するメリット

食品添加物のメリットは大きく4つあると言われています。
それらを以下でまとめていきます。

食中毒の防止

これが1番大きいメリットかもしれません。
保存料や殺菌料、日持ち向上剤、酸化防止剤などの食品添加物は、食品の腐敗や変敗、食中毒を防いでくれています。

日本の気候は温暖多湿であるため、食中毒が発生しやすい地域なんです。
あたしたちの意識はもちろんですが、添加物のおかげで食中毒の減少にも繋がっています。

栄養バランスの補助

現代の日本人は豊かでありながら、偏った食生活で体調を崩している人も少なくありません。
それらを補っているのがビタミン、ミネラルなどの栄養強化剤です。

ある研究によると、生鮮食品だけを摂取するよりも、加工商品を摂取した方が必要な栄養素量に近づいたとも言われています。
加工食品に依存するのは良くないですが、添加物に助けられている一面もありそうです。

品質の安定

食品の原材料には、品質のばらつきがあります。
食品添加物には、そのばらつきを一定に補正してくれる役割があります。

同じ飲み物でも、産地や気候が違うだけで味は変わるはずですが、添加物によってそれを一定に保ってくれているのです。

食生活の多様性

着色料、香料、調味料、酸味料、乳化剤、甘味料などの食品添加物は、加工食品の色や味、香り、食感などを変化させます。
そのおかげで同じ食材でも様々な食べ方ができ、飽きない食生活を送ることができています。

いかがだったでしょうか？
「添加物はダメ」「無添加でないと」
という声も聞きますが、添加物によって助けられていることは膨大です。
人工的なものなので摂りすぎは良くないですが、気にしすぎて心を疲れさせるくらいなら、少し軽視してもいいのではないでしょうか。

次回は、食品添加物のデメリットをまとめていきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。